肌荒れや乾燥肌はちゃんと手当てすれば改善できます。  



アトピーの種類


アトピーを大きく分けると、大人のアトピーと子供のアトピーの2つに分けることができます。以下、その特徴を見てみましょう。


1. 子どものアトピー
大人のアトピーと子供のアトピーとでは原因が異なります。
大人のアトピーは環境による原因が主であり、子どものアトピーは食べ物による原因が主であると言えます。


また、乳児に比べて、小学生や中学生のアトピーの方が治りにくいといわれています。
乳児のアトピーは頬やおでこや耳が赤くなり、小さな湿疹が出るのが主な症状です。また、かゆみも非常に多く伴いますので、寝ている間も掻いてしまう状態になります。


最近増えている子どものアトピーの原因は、卵です。特に卵白に注意する必要があります。その他にも、牛乳や、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、大豆油、豆腐、味噌などの大豆製品、パン、うどん、パスタなどの小麦製品、そして意外なことに、お米も原因として挙げられています。


医療現場からみても、血液検査などで検査すると、卵で陽性になる子どもが多いそうです。湿疹ができたので心配して来院する乳児は、8割近くが卵、特に卵白が原因であることが多く、牛乳のみや小麦だけが原因であることは少ないそうです。


乳児より少し大きい小学生になると、ダニとハウスダストで陽性になることが多く見られます。

乳児や幼児の場合は、自分では対処できないから、大人がその原因を早くつきとめ、原因となる食べ物を与えないようにする必要があります。子どものアトピーの原因は、食べ物に多いということを覚えておいてください。


2. 大人のアトピー
大人のアトピーの大きな原因は、環境やストレスによるものがほとんどです。
ダニやハウスダストなどの室内環境、そしてスギや雑草などの花粉、また犬や猫などのペットの毛などが原因となって起きます。


なので、まず自分の周りの環境から変えていきましょう。また、子どものアトピーはほとんどの場合改善されますが、大人のアトピーはかなり治りにくいとも言われています。


また、大人のアトピーは乾燥肌による敏感肌が発症の元であるとも言われています。つまり、乾燥肌を放っておいた結果、アレルギー反応がおき、アトピーへと発展するということです。


そう考えると、乾燥肌というものはどこまでも厄介なものであることが分かると思います。ほんの少し皮脂と水分のバランスが崩れただけで乾燥肌が引き起こされてしまいます。この皮脂膜がない状態は、肌にとってバリアのない危険な状態です。

皮脂膜のない状態は、空気の乾燥からの攻撃や、紫外線からの刺激にも弱く、言ってみれば、皮膚の野ざらし状態です。


これを放っておけば、いずれアトピー性皮膚炎という最悪の皮膚状態になってしまいます。そうならないためにも、日ごろから乾燥肌の時点での予防や対策が必要になってきます。



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